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掛入石(山形県上山市) [その他の史跡巡り]

IMG_3385.JPG←国道脇の掛入石
 掛入石は、慶長出羽合戦にまつわる史跡である。古くから置賜と村山の領境を示す境石であった。往時は下部が窟となっていて、数十人も入ることができたと伝えられている。1600年の慶長出羽合戦の際、直江兼続率いる上杉勢は背後の憂いをなくすために置賜・庄内の2方面から最上領に大挙侵攻した。この内、置賜からの侵攻軍は畑谷城へ向かった主力軍とは別に、中山城の城将横田旨俊らに率いられた別働隊4000が、最上領との国境中山口から山形を衝くべく、上山城の攻略を目指した。これを迎え撃った最上勢は、上山城主里見民部及び山形からの援軍草刈志摩守を将とする軍勢で、果敢に攻撃を仕掛けて激戦の末に上山口の上杉勢を撃退した。この戦いの中で広河原合戦が行われたが、撤退した上杉勢はこの窟に潜んで、追ってきた最上勢を撃退したと伝えられ、その故事から「かくれ石」とも呼ばれていると言う。

 掛入石は、明治29年に奥羽本線敷設の障害となったため、ダイナマイトで割削されたらしい。しかし今でも大きな岩塊で、多くの祠と上山藩領境界石標が残っている。車がバンバン走る主要国道13号線の脇の下方に解説板と岩塊が人知れず立っている。

 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.129122/140.221317/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:古戦場
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