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城峰城(群馬県中之条町) [古城めぐり(群馬)]

IMG_2157.JPG←主郭背後の土塁
 城峰城は、城峰塁とも呼ばれ、歴史不詳の城である。位置的には、中世初期には吾妻三家の一、塩谷氏一門の領域で、その後、大野氏、岩櫃斎藤氏、真田氏と支配者が変転している。しかし一般には永禄年間(1558~69年)の嵩山合戦の際に、斎藤氏の立て籠る嵩山城の支城となっていたと考えられている。

 城峰城は、比高50m程の丘陵先端付近に築かれている。背後に当たる西側に福祉施設があり、また城自体が町の指定史跡で誘導標識もあるので、車で迷わず城跡まで行くことができる。基本的に単郭の簡素な城砦で、主郭の背後に土塁が築かれ、後ろには堀切が穿たれている。主郭の外周には1段の腰曲輪が廻らされている。また北側斜面にはもう1段、帯曲輪が築かれている。西側の台地基部から主郭に入るルートは、現在は土塁を迂回するように北側に設けられているが、一方で土塁中央部は窪んでおり、堀切に木橋が架かっていた可能性もある。これが城の本体であるが、ここから東に150m程離れた所に旗塚があって、物見台として利用された古墳跡だったと考えられている。塚の周りは腰曲輪状の平場が取り巻いている。『境目の山城と館 上野編』の縄張図では、塚の背後は堀切とされるが、あまり明瞭ではない。いずれにしても城峰城は、遺構は明確であるが、極めて簡素な作りの小城砦である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.593281/138.836524/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


信濃をめぐる境目の山城と館 上野編

信濃をめぐる境目の山城と館 上野編

  • 作者: 宮坂武男
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2015/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


タグ:中世平山城
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