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原城(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_9129.JPG←豪快な円弧状の二重空堀
 原城は、戦国後期にこの地の土豪長壁道観が、賓将の斎藤半兵衛竜政と共に築いた城と伝えられている。竜政は、美濃の蝮と恐れられた美濃の戦国大名、斎藤道三の末流とされるが、確かなことは不明。どのような経緯でいつ頃この地に移って来たかもよくわからないが、この付近の斎度原は、元亀年間(1570~73年)に竜政の提唱によって開拓されたと伝えられることから、1567年に織田信長によって美濃が攻略されて斎藤竜興が没落した際に、上野に逃れてきたものであろうか?その他の原城の歴史については、不明である。

 原城は、標高428mの段丘西縁部に築かれている。台地から大きな空堀で分断された、南北に細長い独立堡塁を主郭としている。主郭とは言うものの、郭内は傾斜し、居住性はほとんど無い。また東の畑となっている外郭(中屋敷の地名が残る)の南西部に、円弧状に土塁が伸び、その南側にも大空堀が穿たれて、大型の円弧状二重空掘となっている。中間土塁の西端部も小さな独立堡塁となっており、背後を土塁で防御している。この他、外郭(中屋敷)の北辺には土塁が僅かに残り、その北側は水路が流れる堀となっており、主郭の北側まで掘り切られている。小規模な城ではあるが豪快な二重空堀があり、見応えがある。縄張りも特異で、貴重な遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.401959/138.828285/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:中世崖端城
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