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木部氏館(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_8837.JPG←境内に残る土塁
 木部氏は、源頼朝の弟・蒲冠者源範頼の後裔を称する土豪である。戦国後期の当主は木部駿河守範虎で、箕輪城主長野業政の娘を娶り、長野氏の重臣となっていた。業政が病没すると武田信玄は西上州に侵攻し、長野氏を攻め滅ぼした。長野氏滅亡後、範虎は武田氏に服属し、木部五十騎を率いて各地に転戦し、勇名を馳せた。1582年に天目山で武田勝頼が滅亡した時、範虎は勝頼に殉じて家来諸共、天目山桔梗ヶ原に散った。享年72歳と伝えられる。範虎の子貞朝は北条氏に仕え、1590年の小田原の役の際、小田原城に籠城して北条氏と運命を共にした。

 木部氏館は、現在心洞寺の境内となっている。心洞寺は木部範虎が開基したと伝えられているので、この時には既に木部城を築いて居城を移していたと考えられる。しかし有事の際には木部城の出城として機能していたと推測される。山門の東西にしっかりした土塁が残っており、館跡の名残をとどめている。木部城の遺構が壊滅状態なので、こちらの方がよほど城らしく見える。尚、境内には木部範虎の廟所や、木部氏の家臣須川氏の墓所がある。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.282120/139.052646/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


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タグ:居館
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