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西平城(群馬県富岡市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_1510.JPG←堀切と半月状の独立堡塁
 西平城は、大島上城とも言い、歴史不詳の城である。北麓の平野部には大島下城があり、その詰城であった可能性がある。大島下城は国峰城主小幡氏の家臣小間氏の城であるので、西平城も小幡氏の持城であった可能性が高いと言う。

 西平城は、標高300mの山上に築かれている。北中腹を上信越道が貫通していて、北麓の遺構は湮滅しているが、それ以外の遺構はよく残っている。この城へは、上信越道の側道から登道が付いている。山頂に主郭を置き、背後の西尾根に小堀切を挟んで二の郭を配置し、主郭の北側から東側にかけて何段もの腰曲輪を築いた縄張りとなっている。主郭は南辺に土塁を築き、東側には虎口を兼ねた堀切を穿っている。堀切の外側には半月状の独立堡塁がそびえ、その下方にも堀切と腰曲輪がある。東の腰曲輪群と北の腰曲輪群は明確な武者走りで繋がっている。一方、主郭背後の二ノ郭は細尾根の曲輪で、西端が高くなっていて物見台になっていたと考えられる。ここには小祠が祀られている。その西には城域を区切る堀切が穿たれている。この他、北尾根の東も、あまり明瞭ではないが曲輪群とされており、塚状の土壇や平場が見られる。その東下方、前述の側道からの登道の東側にも土塁や物見台状の土壇が見られ、遺構と考えられる。
 西平城は、腰曲輪群で構成された小城砦であるが、曲輪間の繋ぎの武者走り・城道が明確である。ちなみに、この城から降りる際に相方が倒木で負傷してしまうというアクシデントがあった。個人的にいわく付きの城となってしまった。
土塁のある主郭→IMG_1507.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.235005/138.861995/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


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タグ:中世山城
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