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大峰城(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]

IMG_2078.JPG←堀切から直角に落ちる竪堀
 大峰城は、歴史不詳の城である。伝承では大峰某の居城であったと言われるが、この大峰氏についても、葛山城主落合備中守の家臣大峰蔵人とか、村上氏幕下の大嶺大内蔵など諸説ある。いずれにしても有力な説としては、葛山城と同じく武田方の旭山城に対する向城として上杉方が築いた山城とされ、両者による川中島合戦に際して上杉方の城砦の一つとして利用されたものと考えられている。

 大峰城は、葛山城の北東にそびえる標高828mの大峰山に築かれている。主郭には模擬天守(現在は閉鎖)が建ち、車道が整備されているので、簡単に登ることができる。幸いなことに破壊は主郭のみに限定されており、その他の遺構はほぼ完存している。主要な曲輪は4つあり、尾根の南東端に主郭、その南側に一段下がって二ノ郭、主郭の北西の尾根筋にそれぞれ堀切を介して三ノ郭・四ノ郭が続いている。主郭は北と西の2面に土塁が残っているが、模擬天守建設のためどこまで遺構を残しているかは不明。特に二ノ郭からの登り道は相当改変されている様に感じられる。主郭の北側斜面には2段の腰曲輪があり、腰曲輪間の斜面にはあまりはっきりしないが竪堀群があるとされている。この腰曲輪はいずれも主郭背後の堀切に通じており、特に上段の腰曲輪では堀切に向かって虎口を設けていて、城内通路を兼ねた堀であったことがわかる。これと段をズラした形で堀切の向かいに三ノ郭北側の腰曲輪が築かれている。一方、駐車場となった二ノ郭の南側にも土塁を備えた腰曲輪があり、その下方は大きな堀切で南に降る尾根を分断している。この堀切は、西側で直角に折れ曲がって竪堀となって落ちている。堀切の前面にも幾重にも腰曲輪群が築かれている。これら以外に、大峰城には北の830mの円丘状のピークに給水施設が建った外郭があり、斜面を横に走る横堀が北西と南東に数本穿たれている。大峰城は、堀切から落ちる長い竪堀が特徴であるが、葛山城などと比べると小じんまりした印象で、後方支援的な使われ方をしたのではないかと思われる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.675544/138.176765/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
タグ:中世山城
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