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高館(岩手県平泉町) [古城めぐり(岩手)]

IMG_9174.JPG←東面の曲輪
 高館は、判官館とも呼ばれ、源義経最期の地と伝えられている。『吾妻鏡』に言う「衣川館」ではないかともされる。平家討伐に抜群の戦功を挙げた義経であったが、政略に疎い浅慮な性格を後白河上皇に乗ぜられ、兄頼朝と不和となり、遂に追討を受ける身となった。北国の王、奥州藤原氏3代秀衡は奥州に逃れてきた義経を匿うが、まもなく秀衡は病没し、跡を継いだ泰衡は頼朝の圧力に屈し、義経を高館に襲撃した。義経は妻子を道連れに自刃したと言う。1189年のことである。時代は下って江戸時代の1683年、伊達藩4代綱村は、高館に義経堂を建立した。

 高館は、北上川西岸にそびえる比高40m程の細長い独立丘に築かれている。柳之御所から僅かに700m程しか離れておらず、宗教都市平泉を俯瞰する防衛陣地であった可能性がある。高館は、後世の改変は多いが、明らかに城郭の形態を残しており、義経堂の建てられた頂部の東側に段々に曲輪群が築かれ、また頂部の背後には掘切が穿たれ、更に西側に曲輪が広がっている。ここには給水施設があって改変を受けている。その先にも掘切があり、その先も曲輪の可能性があるが、藪がひどく確認していない。簡素な構造の要害で居住性もあまりないが、この地を任された義経は、平泉を護る、文字通り最後の砦であったのかもしれない。
義経堂背後の堀切→IMG_9192.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=38.997274,141.113098&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
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