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飯田城(静岡県森町) [古城めぐり(静岡)]

DSC09849.JPG←主郭と御前郭
 飯田城は、天方氏の同族山内氏の居城である。応永年間(1394~1428年)の初め頃に飯田荘を押領した天方城主山内対馬守が、天方城を弟の山城守に譲り、飯田城をこの地に築いて移ったとされる。以後、国人領主として勢力を扶植し、山内大和守通泰の代の1545年頃、遠江に勢力を拡大していた駿河の今川氏の被官となった。今川氏没落後も、通泰は今川氏の元を離れず、永禄年間(1558~69年)末頃に徳川家康に攻められて、主従ことごとく討死して廃城になった。

 飯田城は、太田川東岸に連なる丘陵地の西端の、比高25m程の台地上に築かれた平山城である。現在城址保存会が立ち上がって、城址整備が進められている。珍しい縄張りの城で、ほぼ方形の広い主郭を中心にして、周囲や派生する尾根に腰曲輪・段曲輪を築いただけの構造が基本で、更に広い幅の空堀の南側の丘陵部にも曲輪群を連ねている。いわゆる二ノ郭に相当する様な曲輪が存在していないのである。主郭の周囲には高土塁が築かれ、東側には一段高く御前郭があって、その名称からこの曲輪には祭祀や信仰に関わる施設があったものと考えられる。前述の尾根筋の曲輪群には、要所に堀切が穿たれているが、規模はささやかなものである。西麓に向かって大手道が伸びているが、大手には枡形が築かれている。また下って行く途中の平場には井戸跡が溜池となって残っている。尚、城址の整備であるが、訪城時は主郭部の樹木が伐採中で、車両や重機が入って伐採しているらしく、城址がやや荒れていた。遺構の損壊がちょっと心配になった。
支尾根の段曲輪→DSC09892.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.804974/137.921356/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世平山城
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