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葛山城(静岡県裾野市) [古城めぐり(静岡)]

DSC02193.JPG←東側の二重堀切の一部
 葛山城は、駿東の豪族葛山氏の本城である。山麓平野部に築かれた居館に対する詰城に当たる。葛山氏の事績については、葛山館の項に記載する。基本的には葛山氏の普請になる城であるが、畝状竪堀など武田氏の山城の特徴を持つことから考えて、武田信玄の6男信貞が葛山氏を継いだ後に、武田氏によって改修されたものと思われる。

 葛山城は、愛鷹山から東に張り出した、標高270m、比高70mの山地の先端に築かれた山城である。東西に伸びる尾根を利用して築かれた、直線連郭式を基本とした縄張りである。中心に本丸・二ノ丸を置き、その周囲を腰曲輪で囲み、その中枢部東西をそれぞれ二重堀切で分断している。更にその外側には東曲輪と西曲輪を置き、東曲輪の更に東には大手曲輪があり、西曲輪の西側は浅い堀切が穿たれている。しっかり普請されているのは本丸・二ノ丸から成る中枢部だけで、二重堀切より外の曲輪は削平が甘く、自然地形に近い。曲輪の輪郭もはっきりしない程である。大手曲輪の南側下方には袖曲輪と表記された曲輪があるが、他の曲輪とちょっと離れていて、出丸といった感じである。この他、本丸北側の腰曲輪には、武田氏の山城によく見られる畝状竪堀があるが、薮で覆われていて形状があまり判別できない。城内は公園化されていて、登城道や標識も整備されているのは素晴らしいが、登城道の敷設によって土塁が削られるなど、遺構が一部破壊されているのはちょっと頂けない。とはいえ、東西の二重堀切が見事な山城である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.206157/138.893403/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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