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室山城(埼玉県秩父市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC01906.JPG←主郭前面の腰曲輪
 室山城は、一説には天正年間(1573~92年)に鉢形城主北条氏邦の家臣大胡大八郎の居城であったとも言われるが定かではない。遺構の規模と城の位置関係を考えれば、小田原北条氏鉢形衆が、甲斐武田氏の秩父侵入に備えて築いた城と考えるのが妥当であろう。

 室山城は、浦山ダムの東側にそびえる標高705.5mの山頂に築かれた峻険な山城で、登攀比高は400mを超える。西側の急斜面を1時間も掛けて登攀した一紋龍・史進さんの様な猛者もいるが、私は無難な北尾根筋のルートを選択した。結果的にはこれが大手らしい。尾根北端から登り始めて高さ60m程の所には、尾根の先端に平場が広がっており、出丸であったと考えられる。そこから山頂までの尾根の途中にも、小郭や物見らしい地形があり、一部には竪堀の様な地形も見られる。山頂の城は、縄張りは至ってシンプルではあるが、予想していたよりもずっと規模が大きく、綺麗に削平されていて本格的な普請がされている。ほぼ三角形状の主郭を頂点に置き、その前面に2段の腰曲輪を巡らしている。主郭背面には、わずかに石積みが見られる。主郭の西側には数段の腰曲輪を集中配置しており、西に対する監視を厳重にしていたことが伺われる。主郭背後の尾根には、わずかに堀切状の地形が確認できるが、かなり浅い上、中央の土橋部分が非常に太い、不思議な形をしている。この尾根は岩石が多数散在し、ほとんど自然地形に近いが、広さから考えて小屋ぐらいはあっただろうと推測される。全体的な印象は古御嶽城に似ているが、一回り規模が大きく、西の武田氏に対する備えとして重視されたことが伺える遺構である。
わずかに残る石積み→DSC01956.JPG
DSC01851.JPG←中腹の出丸

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.951794/139.059042/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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