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仁田館(静岡県函南町) [古城めぐり(静岡)]

DSC00658.JPG←空堀と土塁
 仁田館は、源頼朝の家臣で鎌倉幕府創業の功臣でもあった仁田四郎忠常の居館である。忠常は、頼朝の挙兵に従って、山木判官平兼隆邸夜襲を始め、平家追討、奥州合戦に従って数多くの手柄を挙げ、頼朝の信任が篤かった。頼朝の死後の1203年、2代将軍頼家が重態の時に北条時政が起こした比企の乱で、忠常は時政に従って比企能員謀殺に加担した。重態から回復した頼家は、妻子と共に外戚の比企氏が族滅されたことを知って激怒し、忠常は頼家から北条討伐を命ぜられ、板挟みとなった。その後、時政邸に比企の乱の賞を受けるべく赴いたところ、謀反の疑いをかけられて弟達と共に誅殺された。
 仁田館は、現在その後裔の仁田家の屋敷となっているが、北側と西側に土塁と空堀が見事に保存されている。また邸内には、忠常・忠正・忠時3兄弟の墓が祀られている。発掘調査の結果では、江戸時代の建物礎石の他に、畝堀が見つかっていると言う。畝堀と言うことは、戦国時代まで小田原北条氏の息の掛かった豪族の居館として、この館が存続していたことを意味しており、平安末期から連綿として続いた中世居館跡として貴重である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.081383/138.945798/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:居館
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