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三丁目城(宮城県大崎市) [古城めぐり(宮城)]

IMG_3616.JPG←堀跡らしき低地
 三丁目城は、奥州探題大崎氏の重臣で岩手沢城主氏家氏の一族の城である。城址に建つ薬王神社の社伝によれば、大崎氏の祖斯波家兼の家臣氏家三河守が守護神として深く信仰したとあり、家兼の奥州下向の頃から氏家氏の拠点の一つとして重視されたものらしい。大崎天文の内乱で大崎義直に反抗した氏家直益は、乱の後に家督を嫡子隆継に譲って、自身は三丁目城に隠棲したと言う。

 三丁目城は、江合川東岸の比高わずか数mの低台地上に築かれている。主郭には現在、前述の通り薬王院神社が建っている。周囲に土塁らしい跡があるが、神社建立に伴う改変である可能性もあり、遺構かどうかはっきりしない。主郭の西側に二ノ郭があったと思われるが、現在は民家が建っている。昭和20年代前半の航空写真を見ると、民家のある二ノ郭は、半円形を変形させた不定形の曲輪であった様だが、現在は地形自体がかなり改変されてしまっているので、南側の切岸ぐらいしか往時のままと思われる地形は無いと思われる。また主郭から二ノ郭にかけての南側は、耕地が低地帯となっており、堀跡だったのではないかと推測される。歴史的な経緯からすれば、隠居城とは言えそれなりの重要性を持った城であったはずだが、現在の姿からは残念ながらそうした過去の姿は見出だせない。また城址標柱も解説板もないのも残念である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/38.620458/140.917146/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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