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市花輪館(栃木県市貝町) [古城めぐり(栃木)]

IMG_5118.JPG←主郭切岸と周囲の堀跡の畑
 市花輪館は、貞治年間(1362~68年)に益子喜市郎勝直により築かれたと言われる。『益子系図』によれば、勝直は益子越前守勝政の嫡男で市花輪に住したが、益子安正が死没した時、その子十郎丸が幼かったため、勝直が入嗣して家督を継いだと言う。しかし益子氏の系図はいくつか異本があって、正確なところは不明である。また別説では、勝直の弟市花十郎直正(直政)が「市花館」を築いて居住したとも言われ、勝直が住したのは「向館」であったともされていて、はっきりしたことはわかっていない。いずれにしても、宇都宮氏麾下で勇名を馳せた紀清両党の一、益子氏一族の居館であったことはほぼ疑いのないところであろう。

 市花輪館は、桜川西岸の比高10m程の低丘陵上に築かれている。宅地と畑に変貌しており、遺構の残存状況は良好とは言えないが、民家が建っている主郭は周囲の畑より一段高くなっており、切岸で明瞭に区画されている。主郭外周には部分的に土塁もある様だ。主郭周囲は畑が一段低くなっており、幅10m程の空堀が廻らされていたらしい。この他、北東にやや離れて土塁と堀切道があったらしいが、消滅したと言う。台地上にわずかに館の痕跡を残す城館である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.532286/140.102355/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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