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飯詰楯(宮城県白石市) [古城めぐり(宮城)]

IMG_5458.JPG←腰曲輪と主郭の切岸
 飯詰楯(飯詰館)は、歴史不詳の城である。標高95m、比高40m程の、白石盆地南部の浮島の様な小さな独立丘陵に築かれている。山頂に、切岸で区画された幾つかの平場を連ね、南面から東面の斜面に数段の腰曲輪を廻らしただけの小規模な砦である。西側には東北新幹線が貫通しているが、遺構自体は幸い無傷に近い。元々南西麓からの登り道があったらしく、今でも新幹線の高架脇に登り道が付け替えられている。この道を辿って登ると南面の腰曲輪群に到達する。更にここから頂部まで腰曲輪群を経由した登り道があり、山頂に至る。地形図だと、山頂に神社マークがあるが、副郭的な西の平場に石祠が立っているだけである。その東側には鞍部の平場を介して主郭と思われる方形の平場がある。その東の一段低い平場には謎の大穴が空いており、狼煙台か何かがあった可能性がある。また主郭手前には土橋と片堀切の様な地形が見られるが、薮に覆われていて判別しにくい。歩けないほどの藪ではないが、結構茨が多くて少々辟易する。ここからは、斎川沿いの谷部を通して馬牛楯を直接望むことができるので、馬牛楯主の桑折氏が白石城に備えて築いた前衛の砦か、逆に白石城側の勢力が馬牛楯に備えて築いた橋頭堡的な砦であった可能性もあるだろう。
南斜面の腰曲輪→IMG_5426.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/37.974989/140.616760/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

※東北地方では、堀切や畝状竪堀などで防御された完全な山城も「館」と呼ばれますが、関東その他の地方で所謂「館」と称される平地の居館と趣が異なるため、両者を区別する都合上、当ブログでは山城については「楯」の呼称を採用しています。
タグ:中世山城
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