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山家陣屋(京都府綾部市) [古城めぐり(京都)]

IMG_1733.JPG←切岸に残る石垣
 山家陣屋は、現地解説板などでは山家城と称され、近世山家藩の藩政を司った陣屋である。1582年に、谷出羽守衛友が羽柴(豊富)秀吉より1万6000石で山家に封じられて陣屋を構えた。衛友の父、大膳亮衛好は、織田信長に仕えて1576年の石山本願寺攻めで軍功を挙げ、家紋「揚羽蝶」を賜ったが、1579年の三木城の別所長治を攻めて討死した。衛友も父と共に参戦していたが、父討死の時その屍を奪い返し、仇を討ち、秀吉から感状と「五三の桐」の紋を受けて山家に所領を賜ったと言う。以後、移封されることなく幕末まで存続した。

 山家陣屋は、上林川東岸の段丘角部に築かれている。現在、城址公園として整備されている。さすがに1万石を超える石高の大名の陣屋だけあって、かなり広大な面積を持った陣屋である。しかも丹波という平地の少ない土地柄もあって、陣屋が築かれたのは街中の平地ではなく、急崖に囲まれた段丘辺縁部で、選地は中世城郭そのものである。陣屋の敷地内には井戸跡や石積みの段差が残り、曲輪辺縁部は一段低く帯曲輪状になっている。外周には横堀が穿たれ、切岸には一部石垣が残っている。北西辺には塁線に折れを設けて横矢を掛け、切岸下の西側の斜面は広い緩斜面となって、曲輪として機能していたと考えられる。予想外に良好な城郭遺構で、陣屋というより城の名が相応しい。
外周の横堀→IMG_1742.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.301371/135.317852/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:陣屋
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