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中村城(京都府福知山市) [古城めぐり(京都)]

IMG_0797.JPG←南郭周囲の横堀
 中村城は、この地の土豪塩見氏の居城と言われている。中村城主塩見氏については2説あり、横山城主塩見頼氏の子であるとも、或いは播磨守護赤松満祐の後裔で、嘉吉の乱で満祐滅亡後に遺児若松丸(満義)が何鹿郡沢之庄に落ち延び、その子義近が一尾城主大槻佐渡守の女を娶って中村に移住し、塩見に改めたとも言う。

 中村城は、猪崎城の北北西わずか900m程の位置にある、南北に長い丘陵上に築かれている。遺構の名称は、丹波の城歩きではよく拝見しているHP「山城賛歌」の呼称に従って記載する。城内は大きく、北郭・主郭・南郭から構成されおり、南郭には薬王寺社が祀られ、その参道から訪城できる。低丘陵で、かつ参道があるので、何の苦労もなく城に至るのはあっという間である。しかし遺構は見事で、社殿の建てられた南郭は外周を横堀で囲繞しており、南に土橋の架かった虎口が築かれている。南郭の北には堀切を挟んで主郭がある。南郭の北西角にはこの堀切に降りる虎口が付いている。主郭内は段差で2段に分かれ、南端に土塁を築いている。主郭の東側は、南郭から続く横堀を穿ち、西側には2段の腰曲輪を築いている。主郭の北側には堀切を挟んで北郭群があるが、北郭背後は大土塁となっており、主郭北側の堀切の分断効果を大きくしている。北郭群は3~4段の馬蹄段より成り、特に最上段の北郭1は広く、削平も見事である。北郭から大土塁の西側を迂回する城道が残り、腰曲輪の段を経由して主郭に登る動線も明瞭に残っている。遺構としては以上で、形態は比較的単純な直線連郭式の城であるが、普請はしっかりしていて見応えがある。
主郭~南郭間の堀切→IMG_0814.JPG
IMG_0844.JPG←北郭1と大土塁
 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.315379/135.128939/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
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