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前小屋城(茨城県常陸大宮市) [古城めぐり(茨城)]

IMG_7893.JPG←主郭外周の堀とニノ郭切岸
 前小屋城は、佐竹氏の一族で小場城主小場氏の庶流前小屋氏の居城である。元々の創築は、秀郷流藤原氏系の那珂氏の庶流平沢丹後守通行によると伝えられている。平沢氏は佐竹氏に属したが、後に衰亡し、戦国初期の頃に小場氏5代義忠の弟義広が前小屋の地に分封されて前小屋氏を称し、本格的な城郭として整備した。義次、義久、義親と4代続き、小場家代官として活躍した。1600年に小場氏が小田城に所替になると前小屋氏も小場氏に同行し、城は廃された。1602年に佐竹義宣が出羽秋田に移封となると、前小屋氏も小場氏と共に秋田に移った。

 前小屋城は、久慈川西側の比高25m程の段丘上に築かれた城である。石塚城等と同じく、曲輪ごとに空堀を巡らして分断し、段丘先端に主郭を置いた連郭式の構成となっている。その点では、群郭的な色彩の強い石塚城とは異なっている。主要な曲輪は全部で5つ。北端から主郭・ニノ郭・三ノ郭・四ノ郭が一列に並び、主郭の西側に五ノ郭を置いている。ニノ郭から四ノ郭までは畑や民家になっているが、断片的に土塁と堀が残っている。特に三ノ郭の北西からニノ郭の西側部分は堀と土塁が完存し、三ノ各北西角部とニノ郭西側に、外郭に通じる土橋が残っている。主郭は種生院と言う寺が建てられているが、主郭・五ノ郭周囲も遺構は良好で、やはり土塁や堀がしっかりと残っている。主郭には南西と南東に隅櫓台が残り、主郭外周にも横堀が廻らされ、堀外周を土塁が取り巻いている。また五ノ郭は北側に2段の曲輪が付随している。縦横に廻らされた堀が非常によく残っており、見応えのある遺構を持つ城跡である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.536623/140.430079/&base=std&ls=std&disp=1&lcd=gazo1&vs=c1j0l0u0f0
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