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油井ヶ島城(埼玉県加須市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC06377.JPG←水堀
(2007年6月訪城)
 油井ヶ島城は、油井城、或いは鐘撞山とも呼ばれ、騎西城の支城である。伝承では、武蔵七党猪俣党の当主で源平合戦などで名高い猪俣小平六範綱またはその末裔の城と言われるが、範綱の本拠はここからかなり離れた現・美里町であり、単なる伝承に過ぎない。油井ヶ島城の歴史については『鐘撞山之記』に記載があり、それによれば1563年、松山城救援のため出陣したが間に合わなかった上杉謙信が、転じて小田原北条氏の属城となっていた騎西城を攻め、同時に油井ヶ島城も攻撃した。油井ヶ島城の城兵は鐘を鳴らして騎西城に急を告げたが、騎西城も謙信本隊の攻撃を受けていて救援できず、結局城兵は甲冑兵器を丘に埋めて逃れたと言う。後の元禄年間(1688~1704年)に、ここから矢の根・鉄砲玉・大身槍・陣鍋が出土したと言う。

 油井ヶ島城は、騎西城の東南東2.3kmの位置にあり、低湿地に浮かぶ浮島の様な平城であったらしい。現在は民家となっているが、周囲に水堀と土塁があり、これが油井ヶ島城の遺構とされている。また城外西側に古墳の様な塚があり、その上に『鐘撞山之記』の石碑が建っている。往時も物見台として機能したのだろう。いずれにしてもささやかな遺構であるが、標柱・解説板・石碑があるのはありがたい。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.098094/139.607112/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
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