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若宮館(千葉県市川市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_6657.JPG←外周に残る土塁
 若宮館は、日蓮の代表的な門下であった富木常忍の居館である。常忍は元々、下総守護千葉頼胤に仕えた豪族で、八幡荘若宮と呼ばれたこの地に館を構え、幕府のある鎌倉との間を往復していた。その中でたまたま布教活動をしていた日蓮と出会い、熱心な信者となった。日蓮との繋がりの強さは、1260年に日蓮が鎌倉松葉ヶ谷で焼討ちされた際に、常忍を頼って若宮館に難を逃れたことからも推測できる。この時常忍は、館内に法華堂を建て、日蓮に説法を願い出た。1264年に安房小松原で、日蓮が地頭東条景信に襲撃され重症を負った後にも(小松原法難)、日蓮は若宮館に身を寄せた。1282年、日蓮の入滅後、常忍は出家して日常と号し、法華堂を改めて法華寺とし、後に法華経寺の奥之院と称されるようになった。

 若宮館は、よくある単郭方形居館であったと思われ、現在でも奥の院の周囲に土塁が残っている。かなり改変されている部分もあるが、土塁の痕跡は明瞭で、周囲の道路も空堀跡であることが城館巡りに慣れた人ならばひと目で分かるだろう。この館には、法華経寺に行こうとして車で通りかかり、たまたま道路脇の解説板を見つけて訪城した。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.721326,139.953547&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
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