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幸谷城(千葉県柏市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_6611.JPG←林の中に残る土塁
 幸谷城は、歴史不詳の城である。鎌倉時代には幸谷城のある増尾村が千葉氏の一族相馬氏の所領であったこと、また幸谷城の規模・構造が近くの増尾城と比べて単純で要害性に劣ることなどから、鎌倉時代に相馬一族の城館であった可能性が高いと考えられている。

 幸谷城は、増尾城の南方わずか600mの、地元で「きつね山」と呼ばれる比高10m程の段丘上に築かれている。松ヶ崎城などと同じく段丘の上の平地に方形の土塁を築いており、段丘の要害性を活かした単郭方形居館であったと思われる。民有地の屋敷林の中にあるが、現在は地元の有志「柏ふる里つくり隊」によって整備され、年1回の地元イベント「カシニワフェスタ」の中で公開されている。人目を気にせず大手を振って遺構の探索が出来る貴重な機会なので、今年の開催に合わせて訪城した。遺構としては、南と西の土塁がかなり明瞭で、特に西側には空堀と外側の土塁もはっきり確認できる。一方、東の遺構は湮滅しており、北側にも土塁と空堀が残るがかなり不明瞭になってしまっている。あまりはっきりしないが、北側も西と同様二重土塁になっていたように見受けられる。土塁の切れ目は西と南に見られるが、南のものは後世の改変の可能性が拭い切れず、西のものは食違い土塁になっていることから往時の虎口であったと思われる。この他、南東に物見台らしい土壇も見受けられる。「柏ふる里つくり隊」のHPに掲載されている遺構図は、実物とは左回りに90度回転して記載されてしまっている様だ。小規模な城館であるが、こうして大切に遺構が守られているのは素晴らしいことである。「柏ふる里つくり隊」には今後も頑張ってほしいものである。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.834828,139.98436&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
タグ:居館
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