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玉巻城(兵庫県丹波市) [古城めぐり(兵庫)]

IMG_6237.JPG←主郭の掘切
 玉巻城は、久下城とも呼ばれ、丹波の豪族久下氏が築いた詰城である。久下氏の事績については、久下氏館の項に記載する。1579年の明智光秀の丹波平定戦で落城したとも言われるが、現在残るささやかな遺構からは、戦国後期まで存続した城とは考えにくく、せいぜい室町後期の久下氏の没落と共にその役目を終えていたのではないだろうか。

 玉巻城は、久下氏の菩提寺である長慶寺の裏にそびえる標高241m、比高151mの山上に築かれた城である。道はないので、長慶寺の墓地裏付近から当たりをつけて、斜面を直登するしかない。なだらかな尾根上に曲輪を配しており、主郭は最高所の標高241m地点ではなく、それより南東の小ピークの位置とされている。主郭背後には浅い掘切が穿たれている。主郭の北東尾根にも曲輪らしい平場(ニノ郭)があり、その他主郭の周りに段曲輪が構築されている。主郭掘切の北西はなだらかな尾根で馬場とされ、その先端の241m地点の小ピークが三ノ郭とされる。三ノ郭付近には石がゴロゴロしているが、石積みとはなっておらず遺構かどうかもわからない。城内で明瞭な遺構は、掘切と段曲輪だけである。他は削平も甘く切岸もはっきりしない。遺構から考えれば、南北朝期の城とも思われるが、いかがであろうか?いずれにしても、太平記に名高い久下氏の城にしては、随分とささやかな遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.086712,135.043977&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
タグ:中世山城
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