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久下氏館(兵庫県丹波市) [古城めぐり(兵庫)]

IMG_6216.JPG←館跡付近
 久下氏館は、久下弥三郎時重屋敷とも称し、丹波の豪族久下氏の居館である。久下氏は、武蔵七党の一、私市党の一流で、私市家盛の弟為家が武蔵国久下郷に分封されて久下氏を称した。久下直光・重光父子は、源頼朝に石橋山の挙兵時から従い、殊に土肥の杉山の頼朝の陣に一番に馳せ参じたことから、「一番」の家紋を賜わり、承久の乱の際には久下三郎が京に攻め上った鎌倉勢に従軍して功を挙げ、そのまま丹波の所領に留まり、丹波の国人領主となった。1333年、丹波篠村で倒幕に挙兵した足利高氏(後の尊氏)が近国の武家に参陣を催すと、久下弥三郎時重は一族郎党140~50騎を率い、「一番」の紋をはためかせて真っ先に馳せ参じたことが『太平記』に見える。以後、時重は尊氏に従って軍功を挙げ、観応の擾乱の際も一貫して尊氏・義詮父子を助けたことから、荻野氏と並ぶ丹波有数の武家となった。しかし室町~戦国時代には、その勢力も衰微し所領も横領されて、明智光秀の丹波平定と共にその歴史を終えた。

 久下氏館は、久下氏の詰城である玉巻城の西麓の山南町金屋の金屋公民館の付近にあったらしい。ちょうど篠山川の支流が直角に折れ曲がっている部分に当たり、館の天然の外堀として機能していたと思われる。遺構は失われて久しいらしいが、地形的にはわずかに館跡らしい雰囲気を漂わせている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.08594,135.034622&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
タグ:居館
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