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八幡平の城(静岡県御前崎市) [古城めぐり(静岡)]

DSC08146.JPG←主郭~ニノ郭間の二重堀切
 八幡平の城は、新野古城とも呼ばれ、歴史不詳の山城である。元はこの地域の領主であった新野氏が新野新城の詰城としていたものを、戦国後期に遠江に進出した武田氏が、高天神城への軍道の押さえとして改修したと考えられている。
 八幡平の城は、想慈院西側の比高50m程の丘陵上に築かれた城である。新野新城の東北東600m程の位置にある。平坦で広い主郭とニノ郭から成る縄張りは高橋ノ城によく似ているが、より技巧的なもので、武田流らしい特徴を随所に備えている。まず主郭とニノ郭の東面に横堀を集中配置した縄張りで、横矢も掛かった横堀と腰曲輪の形状は、丸子城に似ている。特に主郭の東斜面では二重横堀となっており、最下方に馬出しとされる出曲輪を備えている。主郭・ニノ郭から派生する尾根には堀切が効果的に配置され、特にこの城では二重堀切が多用されている。城域の北端・南端・西端など、その数は合計で5ヶ所にも及ぶ。その配置は現地解説板の縄張図にも明らかであるが、1ヶ所、主郭の西尾根の物見台の北側に、縄張図にない二重堀切が存在していた。また主郭とニノ郭を繋ぐ尾根筋にも二重堀切があり、この配置は高橋ノ城と酷似している。曲輪外周を巡る横堀や二重堀切の多用など、武田氏の築城術を堪能できる技巧的縄張りの城である。
主郭東側の横堀→DSC08065.JPG
DSC08115.JPG←縄張図にない二重堀切
ニノ郭東側の堀切と櫓台→DSC08183.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.682875/138.128208/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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