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田沢城(静岡県浜松市北区) [古城めぐり(静岡)]

DSC06079.JPG←山頂の三角点のある平場
 田沢城は、天山城とも呼ばれ、三遠国境に築かれた井伊氏の城砦群の一つである。井伊氏の一族、田沢三郎兵衛直家の子、兵衛次郎直道が築いたと言われている。南北朝時代に、後醍醐天皇の皇子宗良親王を奉じて南朝方として北朝足利勢に抵抗した井伊氏は、井伊谷を中心に城砦群による防衛網を構築したが、その中で田沢城は北辺の防衛拠点となった。時の城主は直道の孫彦次郎頼直とその子大炊介通直であったと伝えられ、1339年から始まった足利方の大軍による攻勢の前に、井伊氏は苦戦を強いられ、その年の秋頃、田沢城は落城したと推測されている。同時期に大平城千頭峯城なども落とされた井伊氏は、1340年に本城の三岳城も落とされ、井伊氏の抵抗は潰えた。

 田沢城は、標高656.8mの城山山頂に築かれた峻険な山城である。幸い山頂まで車道が整備されており、未舗装路ではあるがガレ道ではないので、距離が長く時間は掛かるが、普通の車で楽に登ることができる。城山山頂には、現在無線中継所の大きな電波塔が建っているなど、改変されており、明確な遺構は確認できない。2基の電波塔の間に三角点のある小高い平場があり、そこだけわずかに往時の地形を残している。今となってはどのような縄張りであったのかも不明で、残念である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.918647/137.645933/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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