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高梨氏館(長野県中野市) [古城めぐり(長野)]

DSC04344.JPG←発掘された庭園跡
 高梨氏館は、中野小館とも言い、北信の豪族高梨氏の居館である。元々鎌倉時代には中野氏がこの地を支配していたが、南北朝時代になると信濃源氏井上氏の庶流高梨氏が北朝方として活躍し、中野氏を追い落として勢力を拡大し、その過程でこの居館と詰城の鴨ヶ嶽城を築いたと考えられている。戦国時代に武田信玄が北信に侵攻すると、高梨氏はかねてより親交の深かった上杉謙信を頼ってこの地を離れ、その麾下に属して活動し、第4次川中島の戦いでも上杉勢の先陣を務めた。その後武田氏が織田信長に滅ぼされ、信長も本能寺に倒れて豊臣秀吉の時代になると、北信4郡は上杉景勝の支配下となり、高梨頼親は再びこの地に戻ることができた。しかし1598年に秀吉の命で上杉氏が会津に移封となると、高梨氏も会津に移ってこの地を離れた。

 高梨氏館は、現在国の指定史跡となって整備されている。北信最大の方形館らしく、しっかりとした四周の土塁と空堀がほぼ完存している。虎口などには石積みも残っている。この館の大きな特徴は、庭園が発掘されていることで、発掘された池跡・井戸跡などを見ることができる。中部地方の武士団の文化レベルを知ることのできる、貴重な遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.744524/138.376611/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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