So-net無料ブログ作成

丸亀城(香川県丸亀市) [古城めぐり(香川)]

DSC00285.JPG←幾重にも重なる石垣の塁線
 丸亀城は、丸亀市街中心部に程近い標高約70mの亀山に築かれた平山城である。1597年に生駒親正によって築城された。この頃の丸亀城は生駒氏の居城高松城の支城であり、嫡子一正が主として丸亀城に在城して、西讃岐の統治に当たったようである。その後、元和の一国一城令で一旦は廃城となったが、1640年に生駒氏が改易になり、翌年山崎家治が西讃岐に転封となって丸亀城を再興した。現在残る壮大な石垣は、この時に名築城家として知られた家治によって築かれたものとされている。1657年に城が完成を見ないまま山崎家が無嗣断絶になると、翌年京極高和が入部し、以後京極家代々の居城となって幕末まで存続した。尚、京極家とは、南北朝動乱期に北近江の守護を務めた婆沙羅大名佐々木導誉の後裔で、室町幕府で三管四職に名を連ねた名家である。

 丸亀城は、現存12天守の一つで、山上の本丸に小さな天守が残る名城である。山上には本丸・二ノ丸・三ノ丸が置かれ、全体としては渦郭式の縄張りとなっている。各曲輪の隅には櫓台が設けられ、周囲を幾重にも取り巻く石垣は巧みに横矢を掛けて防御を固めている。丸亀城は、なんといっても山上を幾重にも取り巻く石垣が素晴らしく、石垣はどこを見ても惚れ惚れするような「扇の勾配」と呼ばれる反りを持った美しいものである。しかもいずれもが高石垣で、反りを持ちながら幾重にも重なる塁線は見事である。一方、亀山の麓の平地も御殿などが置かれた曲輪として取り込まれており、その周囲を内堀が囲んでいる。大手は北側に開かれ、近世城郭らしい見事な内枡形の石垣が残っている。大手門の狭間には太平の世の城らしく、戸袋付きの引き戸が付いている。丸亀城の石垣は、笑い積みと呼ばれる珍しい積み方がされていて、大きな石の周囲を小さな石で取り囲んだ形になっている。

 丸亀城と言うと、どうしても壮大な石垣群に目が行きがちであるが、南面の搦め手の内堀は土塁で構築されており、東国出身者にはややホッとできる空間でもある。その他に、1ヶ所だけ古風な野面積みの石垣が南東麓に残っている。いずれにしても現存天守・石垣群など見所が多く、素晴らしい城である。仕事をリタイヤしたら丸亀に住みたいと思ったほどだ。
扇の勾配→DSC00287.JPG
DSC00329.JPG←南東麓に残る野面積み石垣
南面の土塁→DSC00327.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆☆☆
 場所:http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E133.48.9.7N34.16.59.2&ZM=9
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 5

コメント 2

ノリパ

今年中に行ってみたいお城です。
by ノリパ (2010-07-04 11:57) 

アテンザ23Z

>ノリパさん
ここの石垣は本当にすばらしいですね。
壮大な石垣の多い西国の名城でも十指に入るのでは?
ぜひ遠征してみてください。
by アテンザ23Z (2010-07-04 15:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
メッセージを送る